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木花(このはな)誕生の切っ掛け

 愛知県常滑の蔵元 澤田酒造さんを訪問させて頂きました。
   平成19年2月4日(日)午前8時

   この時の思いが 木花(このはな) 特別純米酒 を誕生させる切っ掛けになりました。


木花 蒸し1木花蒸し2
酒蔵では冬の早朝から酒造り作業が行われています。

朝8時、日本酒の原料となる酒米が蒸しあがりました。

蒸気がすごいでしょ。




木花 蒸し3

蒸籠(せいろ)と同じ原理です。
木樽ですよ。木樽。
それもまだ新しい。
(写真からもお分りになられると思います。)
2007年の今、この光景が目の当たりに出来るとは。
もう本当にビックリです。
火もボイラーではなく昔の釜戸と同じ原理でおこなえるようにバーナーを使用しています。
だから煙突も現役です。

こりゃ、旨い酒が出来る訳だわ、いや〜、ホントに。

木花 蒸し4



余熱で湯を沸かします。

澤田社長さんです。

木花 蒸し5さあ、蒸し上がりました。
再び、作業の開始です。

蒸米を放冷器に写すため、すべり台のような器具を取り付けます
木花 蒸し6蒸し上がった米を手に取るところ。

上手く蒸されたかな?

外硬内軟の米が良しとされます。

それは、後の工程において麹菌が米の内部まで菌を伸ばしてくれるので、醗酵に好都合なのだそうです。

難しい理論はさておき、酒造りの要諦はこの「蒸し米」にあると言っても過言ではなく、この瞬間が良い酒を醸すことが出来るかどうかの正に勝負の分かれ目なのです。

三浦杜氏と澤田社長の緊張の瞬間。
木花 蒸し7

蒸した米を放冷器へと移します。

蒸気がまだ熱く残っているところでの作業。
大変だ、こりゃ。

木花 蒸し8木花 木スコップ
昔はこんな木で出来た物を使っていたそうです。
使っている内にだんだん小さくなってしまうそうです。
木花 冷却機

木花 竹ぼうき
こんな竹ほうきも現役で使います。
米を傷めずに寄せたり送ったり出来ます。

(左)
上から冷たい風を米に送って蒸されて熱い状態の米を冷まします。

木花 冷却2

放冷器を上から覗いてみました。

ここで一旦作業現場から離れて、木樽や酒造りに関して澤田社長さんからお話を伺いました。

木花 原木

この木から、あの「こしき」が作られました。

木花 箱

麹ふた(上の写真)は、秋田杉が原材料です。
日本酒が日本の自然の循環の中で出来上がってくることが実感できます。

木花 水水。
酒造りには良質な水が欠かせません。
2キロ先の山間から配管を施して水を調達されているそうです。

きれいな透き通るような味がしました。
つまりクセのないナチュラルな感じの水です。
木花 三人

三浦杜氏(左端)はまだ三十台前半の若手杜氏。
十年程前に、この手造りの酒蔵に自ら希望して入社してきた職人魂を持つ青年です。
酒造りの醍醐味は機械化された蔵では味わえません。
杜氏と言う職業を真っ当に行うことが出来るのは、こうした昔ながらの酒造りを信条として貫いている所でなければ出来ないと考えたそうです。

蒸し米を無事に蒸しあげた「こしき」の前で記念撮影。

平成19年2月4日(日) 撮影

   
この酒を造っている三浦杜氏は、いわゆる若者です。伝統産業である日本酒造りに取り組む若者です。
特にこの澤田酒造さんは昔からの道具や設備で酒を造っていますから、今風に紹介すると、田舎で暮らす若者ということになります。
しかしながら、その出来てきた酒の味わいは本当に伝統を感じさせる立派な味わいであり、決して今風を意識した酒ではありません。そして、もちろん古くさい味の酒でもありません。酒らしい酒と言えばよいのでしょうか、本当に旨い純米酒です。
そんな出会いに感謝して、酒屋慶風オリジナル企画として「木花(このは)」というブランドを冠したのです。ぜひ、味わって頂きたいと思います。

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